言語バージョン 3.9.0

公開日 2020年12月25日 JST

コード例の出力としてprint関数を使用しています。

使用方法がわからない場合は以下のページを参照してからコード例を確認してください。

print関数の使用方法

pop(リスト、配列)

このページでは豊富な例を用いてPythonの リストクラス のpopメソッドの使い方を学ぶことができます。

popメソッドは リストクラス(list) のメソッドの1つで、リストの中の要素を削除してその値を戻り値として返します。
引数を指定しない場合は末尾の要素を、引数を指定する場合は指定したインデックスの要素を削除します。

TL;DR

基本

# 引数なし(末尾の要素が削除される)
list1 = [1, 2, 3, 4, 5]
return_value1 = list1.pop()
print(list1)
==> [1, 2, 3, 4]
print(return_value1)
==> 5




list2 = [{'name': 'Olivia'}]
print(list2.pop())
==> {'name': 'Olivia'}
print(list2)
==> []




# 引数あり(リストのインデックスを指定する)
list3 = ['python', 'kotlin', 'swift']
return_value3 = list3.pop(1)
print(list3)
==> ['python', 'swift']
print(return_value3)
==> kotlin




# 存在しないインデックスを指定するとエラー
list4 = [100, 200, 300]
print(list4.pop(5))
==> IndexError: pop index out of range




# 空のリストに対して呼び出すとエラー
print([].pop())
==> IndexError: pop from empty list

解説

基本

popメソッドは呼び出し元のリストの要素を削除し、かつ、削除した値を戻り値として返します。

引数の指定は任意で、引数を指定しない場合はリストの末尾の要素を削除します。
引数を指定する場合は、削除したい要素のインデックスをint型で指定します。

空のリスト、もしくは存在しないインデックス値を指定するとエラーになるので注意してください。

# 引数なし
list1 = ['python', 'javascript', 'java']
return_value1 = list1.pop()
print(list1)
==> ['python', 'javascript']
print(return_value1)
==> java




# 引数あり(リストのインデックスを指定する)
list2 = [100, 200, 300, 400, 500]
print(list2.pop(3))
==> 400
print(list2)
==> [100, 200, 300, 500]



# 存在しないインデックスを指定するとエラー
list3 = [100, 200, 300]
print(list3.pop(5))
==> IndexError: pop index out of range



# 空のリストに対して呼び出すとエラー
print([].pop())
==> IndexError: pop from empty list

1次情報

リスト型についてもう少し - データ構造 - Pythonドキュメント